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The Sputnik Sweetheart ::: 2009.05.28 Thursday

 


世界中の小説をすべて読んだわけじゃないけど、知っている作家の中では
村上春樹がいちばん好きです。もう、ダントツ。高校3年のときに受験勉強のために通った塾で
現代国語の講師が切々と語っていて、興味を持って買ったのが最初。
結局推薦入学できたから受験勉強は必要なかったけど、村上春樹に出会うきっかけを与えてくれた
あの塾とあの講師は、私の人生で相当大きい意味を持ってる。
(なんか仲良くなりかけたけど踏み込まなかった。でもいい男だったなあ。。)

今ひさしぶりに『スプートニクの恋人』を読んでいて、やっぱりすごいと。
文章の流れというか、リズムもたまらなく心地いいし
物語自体も、後で何度も考えさせてくれる終わり方も出来事も象徴も
純文学っておもしろいなあとつくづく思う。(そういえば、純文学の読み方を教えてくれたのも
大学の先生だった。あの講義だけでも入学した価値はあった)
そして
比喩。やっぱり比喩がさ……
天才かと思う。

「あなたってときどきものすごくやさしくなれるのね。クリスマスと夏休みと生まれたての仔犬がいっしょになったみたいに」
とか
「わたしは今、ローマの路地の奥にある野外カフェで、悪魔の汗みたいに濃いエスプレッソ・コーヒーをすすりながらこの手紙を書いているのですが……」

とか。

すごい。
悪魔の汗みたいに濃いエスプレッソ・コーヒー。その悪魔はイタリア系なんだろうか、やっぱり?
春樹小説にはそんなふうに的確で素敵な比喩が惜しげもなくバンバン出てくるので、
もしかして天才なのかしら、って思ってしまう。読むかぎり、その箇所にアクセントは置いているけど
それがすごくスムーズにムリなく吐き出されてる感じがするんだよね……
テクニックの一つなのかもしれないけど。

正直、村上春樹小説を構成する要素の全部が全部好きなわけじゃないけど
女性のキャラクターにはイマイチ共感も好感も持てないし、考え方が偏執的すぎると感じることもあるんだけど
それでも一本の筋が通っているからイイナアと思う。フワフワしてない。たぶん、
作者なりの哲学というかこだわりが確固としてあるから、強い反発が沸かないんだわ。

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